お題で小説に挑戦!
ということで、ガンダム00の小説です。
苦手な方は読まないでください!
マイスター中心。
(ロックオンはニール・ディランディです)
ライルも登場しますが!
↓ではどうぞ 78.儚き過去
刹那・F・セイエイは、ベットへ静かに横たわった。
久しぶりに会った仲間たちとの再会を喜ぶ間もなく、戦争の火種は彼らを襲う。
今日初めて会った、゛彼″の弟。
ライル・ディランディ
双子だとは聞いていたが、容姿は本当に瓜二つで。
割り切っていたつもりでも、少し心が揺らされた。
刹那は目を閉じ、暗闇に意識をゆだねる。
あれはいつだったか、ずっと遠くに思える過去の出来事…
「刹那、刹那ぁ!」
「…なんだ。」
早朝、刹那は大きく体を揺らされて目を開いた。
目の前に立っている男…ロックオン・ストラトス(本名・ニール・ディランディ)は、尚も刹那の体を揺する。
「あ、あ、アレルヤが!て、ティエリアが!!」
「何かあったのか!?」
がばりと体を勢いよく起こした刹那は、ロックオンを凝視した。
アレルヤとティエリアは、二人で武力介入を行っていたはずだ。
一足先に任務を終えた刹那とロックオンがプトレマイオスに戻ったのはつい数時間前の話。
「あいつらおかしいんだよ!」
ガクガクと体を揺らされたまま、刹那はロックオンが発する余裕のない声を聞いていた。
断片的に聞き取れる言葉から推測するに、二人が無事に帰ってきていることは分かったのだが、
どうやら何かがおかしいらしい。
「あいつら、あんな奴らじゃなかったよな!?刹那ぁ!」
「放せ、ロックオン。今一状況が把握できない。」
「あ、あぁ…」
やっと手を離したロックオンは、力が抜けたように座り込んでしまった。
「で?何があった。」
「あ、えっと。さっきあいつら二人が帰ってきたんだが、なんだか様子が。」
「それは聞いた。どう、おかしいんだ?」
「どうってそりゃぁ…」
「「ロックオンっ!」」
勢いよく空いたドアに、刹那は目をやった。
ぜぇぜぇと息を切らしているアレルヤ・ハプティズムと、ティエリア・アーデが立っている。
「アレルヤ…ティエリア…」
「ロックオン、探しましたよ!いい加減に諦めてください。これは任務なのです。」
「そうだよ、ロックオン。あなたしかできる人がいないから・・・」
「よ、寄るな!」
咄嗟に手をのばして刹那をひっつかんだロックオンは、刹那の後ろに隠れるようにして応戦する。
刹那は無表情のまま、なぜか興奮気味の二人を見た。
「何があった・・・?」
「ロックオン・ストラトスが任務を遂行しないと言い出した。これはマイスターにあるまじき行いで…「なんで俺なんだよ!お前の方が適任だって、ティエリア!」
刹那の後ろから声を張り上げたロックオンを、ティエリアは鋭い目で見つめた。
「アイルランドに近いイギリスでの任務なんですよ?ロックオン。あなたがやった方がいいに決まってるじゃないですか。」
アレルヤがあくまでやさしい声を出した。
「イギリスだろうがアイルランドだろうが俺はいやだね!大体なんでそんな…」
「ヴェーダが推薦した最優先任務です。諦めなさい。」
「あきらめたかねーよ!」
「…一体なんの話だ?」
しばらく口を噤んでいた刹那が、後ろを振り返った。
心底おびえているロックオンの口が、゛あ″だの゛う″だのと動いている。
「それがね、刹那。次の任務はロックオンが潜入して、僕らが援護するっていうミッションなんだけど…。保護対象が女の人で、その人、女性しか入れない施設にいるんだ。」
「だからなんだ?」
「だから、ロックオンが女装して潜入しないといけないんだよ。」
アレルヤの的確な説明もむなしく、刹那は目を細めた。
「何故、ロックオンなんだ」
「だろ!?刹那そう思うだろ!?俺よりティエリアの方がずっと適任だぜ!」
「却下だ。俺は前のミッションですでに女装している。」
「一回も二回も一緒だって!」
「ロックオン、僕はあなたの女装を見てみたい気がしないでもな「それ以上いったら狙い打つ!」
ロックオンはさらに強く刹那の肩を握った。
「…スメラギ・李・ノリエガに違うミッションを要請したらどうだ?」
「何を言っている、刹那・F・セイエイ。ロックオン・ストラトスが折れれば、それですむ話だ。」
つけているメガネをキラリ、と光らせたティエリアは徐々に距離を詰めてきた。
「せ、せつな!お前俺を守れ!」
「…何故。」
「なぜじゃねーよ!誰も俺の女装なんかで騙されないって!」
「…やってみなければわからない。」
「なんでおまえはこんな時も冷静なんだーーーぎゃー来るなティエリア!
笑いながら近寄るなアレルヤ!お父さんそんな不埒なこと許しま…ぎゃー」
両腕を抱えられて、ロックオンは強制送還された。
その様子をぼんやりと見ていた刹那は、のんびりとベットの中に戻る。
かすかに聞こえる
やめろ
だの
死ぬ
だのの言葉は軽くスルーして、刹那はまた眼を閉じた。
「おぉい、お前さん、ちょっと。」
シュッとドアが開く気配がして、刹那は目を開いた。
目の前に立っているのはロックオン・ストラトスだが・・・
自分のよく知っている彼ではない。
「なんだ?」
「寝てるとこわりぃーんだけどさ、艦内案内してくれねぇか?」
「ティエリアはどうした?」
「ははっ、からかい過ぎたみたいだ。怒ってどっか行っちまったよ。」
両手を横に広げてまいった、と顔を歪ませる姿がは、どこか彼を思わせる。
刹那はじっと、ライルを見た。
「なんだよ、変な顔して。」
「いや。」
ベットから立ち上がった刹那は、ゆっくりと上着を羽織った。
「…!?」
その間に部屋を見渡していたライルは、一枚の写真に度肝を抜いた。
「お、おい…これ、にい…さん?」
「…そうだ。」
机の上に置いてある写真の中の一つから、ライルは目が離せなくなった。
そこに映っているのはまぎれもなく、自身の兄の姿だが・・・
「なんで女装!?」
「…ミッションのためだ。」
「はぁ!?ソレスタルビーイングってそんなこともすんのか!?ってか兄さんが女装?!」
「…それがどうした。」
「どうしたじゃねぇって!」
ふるふると震えだすライルが、ばたばたと部屋を出て行った。
あとから聞こえた叫び声は、
兄さんになんてことさせるんだ!
というもの。
刹那は目をこすり、もう一度ベットにもぐりこんだ。
彼が帰ってくるまで、もう少し時間がかかりそうだ。
それまでは目を閉じて、ロックオンの思い出を見ていたいと思う。
<END>
な、なんだこの脈略のない小説は。
すいませんほんとにすいません!
評価が分かれてるライルですが…
私はライルもライルで、とても好きです。
でも、ロックオン・ストラトスはニールディランディな気がする。
ニールは今でも、一番好きですね!
でも、兄さんの分も、ライルには頑張ってほしいなぁー!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました〜!